「たたずむ瞬間」の評論

アサヒカメラ 199311月号 ギャラリー

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佐々木崑 マクロ寸評

作者は、特にねらいを決めて撮影に行くのではなく、自由気ままに歩いているうちに目についたものを撮影したとのことだが、特に環境汚染について感心があるようだ。おもしろい作品がたくさんあった。確かに、面白いものにたまたま出くわしたという感じで、一歩踏み込んだものは少ない。が、時間に急かされてやったものではないので、かえって変化があって面白い。捨ててはならない場所に、さまざまなものがうち捨ててある。作品の多くは自然と廃棄物の組み合わせで、なかなか面白かった。色もきれいだし、天気の状態もよい。

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